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Windows 11のプレビュー版で「Teams」会話のマイクをタスクバーから直接ミュート可能に

ミュートの解除やどのアプリがマイクにアクセスをしているかのチェックも可能

「Windows 11 Insider Preview」Build 22494がDevチャネルで提供開始

 米Microsoftは11月3日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22494を「Windows Insider Program」のDevチャネルに参加しているテスターに対して公開した。すでに導入済みの場合は「設定」アプリの[Windows Update]セクションからアップグレードできる。

 本ビルドでは、タスクトレイのマイクアイコンをクリックして、マイクの有効・無効(ミュート)を切り替える機能が追加された。このアイコンは「Microsoft Teams」で通話を開始すると現れ、どのアプリがマイクにアクセスをしているかを確認することもできる。

タスクトレイのマイクアイコンをクリックして、マイクの有効・無効(ミュート)を切り替え

 本機能は職場または学校向けの「Teams」がインストールされている一部のテスターを皮切りに、順次提供範囲が拡大されていく予定。いずれは家庭向けの「Teams」や、Windows 11にビルドインされた「チャット」機能でも利用できるようになる。ほかの通話アプリケーションでもタスクトレイのアイコンからミュート・アンミュートを切り替える機能は利用できるが、アプリ側の対応が必要になるようだ。

 そのほかにも、[Alt]+[Tab]キーとタスクビューにスナップグループを表示するテストが一部ユーザーを対象に開始される。そのほかにも、「設定」アプリの[アプリ]セクションが改善。[Installed apps](インストールされたアプリ)画面をURI(ms-settings:installed-apps)で開けるようになるなどの変更が加えられる。

「設定」アプリの[アプリ]-[Installed apps]セクション

 Devチャネルは、アクティブな開発ブランチ(RS_PRERELEASE)から最新のビルドを受け取ることのできるチャネル。新しい機能をいち早く試したい場合には向いているが、十分な安定性が確保されているとは限らず、ときに重要な機能が利用できなくなったり、回避策を必要とする問題が発生する可能性がある。起動できなくなったPCを自力で復旧できないユーザーや、業務やプライベートで日常的に利用しているデバイスにはおすすめできないので注意したい。代わりにBetaチャネルやRelease Previewチャネルの利用をお勧めする。