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「Windows 11 Insider Preview」Build 22499が公開 ~ISOイメージファイルも提供

タスクバーからウィンドウを直接「Teams」共有する機能が導入開始

「Windows 11 Insider Preview」Build 22499がDevチャネルで提供開始

 米Microsoftは11月10日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22499を「Windows Insider Program」のDevチャネルに参加しているテスターに対して公開した。すでに導入済みの場合は「設定」アプリの[Windows Update]セクションからアップグレードできる。

 本ビルドでは、ウィンドウをタスクバーから直接「Microsoft Teams」ミーティングで共有する機能がロールアウトされているとのこと。タスクボタンをマウスオーバーさせると現れるライブサムネイルに[Share this windows](このウィンドウを共有する)というコマンドボタンが追加され、これを押すと開催中のミーティングへスクリーン共有できるようだ。共有の停止もこのボタンから行える。「Teams」ミーティングから共有するウィンドウを選ぶよりも手軽で、誤操作も減らせそうだ。

ウィンドウをタスクバーから直接「Microsoft Teams」ミーティングで共有する機能がロールアウト

 この機能は職場または学校向けの「Teams」がインストールされた一部環境から順次展開される。Windows 11に統合されている「チャット」機能でもいずれサポートされるとのこと。また、「Teams」以外の通話アプリでも実装できるとのことなので、今後の展開に期待したい。

 そのほかにも、本ビルドでは「アラーム & クロック」で職場や学校のアカウントがサポートされた(v11.2110.32.0以降)。新しい「クロック」アプリには個人の「Microsoft アカウント」でサインインして「Microsoft To Do」のタスクを同期する機能が搭載されているが、これが職場や学校でも利用できるようになる。

 また、本ビルドにはISOイメージファイルも用意されているとのこと。Windows 11のISOイメージファイルが利用できるのはBuild 22483以来だ。

 Devチャネルは、アクティブな開発ブランチ(RS_PRERELEASE)から最新のビルドを受け取ることのできるチャネル。新しい機能をいち早く試したい場合には向いているが、十分な安定性が確保されているとは限らず、ときに重要な機能が利用できなくなったり、回避策を必要とする問題が発生する可能性がある。起動できなくなったPCを自力で復旧できないユーザーや、業務やプライベートで日常的に利用しているデバイスにはおすすめできないので注意したい。代わりにBetaチャネルやRelease Previewチャネルの利用をお勧めする。