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新しい「クロック」アプリを追加したプレビュー版Windows 11 Build 22000.160

業務への集中と過労の防止を両立する「フォーカス セッション」が目玉

「Windows 11 Insider Preview」Build 22000.160がWindows Insider Program Dev/Betaチャネルで提供開始

 米Microsoftは8月19日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22000.160を「Windows Insider Program」のDev/Betaチャネルでリリースした。プレビュービルドをすでに導入済みの場合は、「Windows Update」からアップグレードできる。

 本ビルドには、新しくなったOS標準の時計ツール「アラーム & クロック」が含まれている。反映されない場合は「ストア」アプリで更新チェックしてみるとよいだろう。

 新しい「クロック」アプリの目玉は、業務への集中と過労の防止を両立するためのツール「フォーカス セッション」(Focus Sessions)だ。実質は作業時間を区切るためのタイマーだが、「Spotify」と連携してBGMを流したり、「Microsoft アカウント」でログインして「Microsoft To Do」のタスクを同期できるようになっており、より効率よく、集中して作業に取り組める工夫がなされている。コンパクト表示にしてデスクトップの隅に置いておくこともできるので、邪魔になることもない。

業務への集中と過労の防止を両立する「フォーカス セッション」
初期状態。BGMを流すには、「ストア」アプリから別途「Spotify」アプリをインストールする。「Microsoft To Do」連携は「Microsoft アカウント」でサインインすると利用できる
コンパクト表示にしてデスクトップの隅に置いておくことも

 さらに、フォーカスセッションでは一日の目標を設定することも可能。進捗状況を円グラフで表したり、目標を連続達成した日数が表示されるなど、目標をクリアした際の達成感を高める仕組みも設けられている。仕事だけでなく、毎日のエクササイズを習慣づけたいといった用途にも向いているのではないだろうか。

 「Windows Insider Program」のDev/Betaチャネルでは、Windows 11に導入される予定の新機能を一足先にテスト可能。一定の要件を満たすデバイスであれば、「設定」画面の[更新とセキュリティ]-[Windows Insider Program]セクションから加入できる(要「Microsoft アカウント」)。また、今回からはISOイメージファイル(本ビルドよりも少し古いバージョン)も用意されており、インストールメディアを作成してセットアップすることもできる。