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Windows 11の標準スクショアプリは「Snipping Tool」に ~OS標準アプリのアップデート第1弾がお披露目
「電卓」、「メール」「カレンダー」も新しいデザインに
2021年8月16日 05:00
米Microsoftは8月12日(現地時間)、「Windows 11」向けプリインストールアプリのアップデート第1弾を発表した。今回のアップデートには「Snipping Tool」、「電卓」、「メール」「カレンダー」が含まれており、まずは「Windows Insider Program」のDevチャネル参加ユーザーにテスト提供される。
「Snipping Tool」
「Snipping Tool」は、デスクトップの全体や任意の個所を撮影して画像ファイルとして保存できるスクリーンショットツール。Windows XP/Vista時代からある古いツールで、Windows 10では一時期「切り取り&スケッチ」アプリへの置き換えも図られていたが、Widows 11では一転、OS標準のスクリーンショットツールとしてリフレッシュされることになった。
Widows 11の「Snipping Tool」ツールは、既存のアプリをベースにWindows 11の新しいデザインを取り入れたものとなる。ダークモードにも対応しており、OSのテーマ設定を尊重するか、アプリ個別にテーマを選択することが可能。一方で、作業フローは基本的に「切り取り&スケッチ」アプリに準じたものとなる。
- [Windows]+[Shift]+[S]キーで撮影モードを開始
- 撮影モード(長方形・ウィンドウ・全画面表示・自由形式)と撮影エリアを選択
- クリップボードにスクリーンショットがコピーされ、デスクトップのトースト通知が表示される
トースト通知をクリックすると注釈ツールが起動し、ペンやマウスで自由にスクリーンショットへ書き込みを入れることが可能。トリミングなども行える。
もちろん、「Snipping Tool」ツールを起動してからスクリーンショットをとることも可能。その場合は、撮影までの待機時間やデフォルトの撮影モードをあらかじめ設定できる。
「Windows 電卓」
OS標準の「電卓」アプリも、Windows 11の新しいデザインに合わせて生まれ変わる。ダークモードもOSとは異なるテーマ設定を指定できるようになる。
「電卓」アプリのソースコードは「GitHub」で公開されており、社外のデベロッパーも開発に参加できる。最近では数式を解いたり、グラフにプロットする機能なども搭載されており、数学の学習ツールとしても役立つ。