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Windows 11のテキスト入力にテーマ機能、絵文字パネルも強化 ~まずはプレビュー版に投入

「.NET Framework 4.8.1」でランタイムのARM64ネイティブサポートを実現

「Windows 11 Insider Preview」Build 22504がDevチャネルで提供開始

 米Microsoftは11月17日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22504を「Windows Insider Program」のDevチャネルに参加しているテスターに対して公開した。すでに導入済みの場合は「設定」アプリの[Windows Update]セクションからアップグレードできる。

 本ビルドではテキスト入力機能のパーソナライズが強化され、入力システム(IME)、絵文字パネル、音声入力などに13のテーマを適用できるようになった。カスタムテーマを作成することも可能で、たとえばタッチキーボードの背景に好みの画像を割り当てることができる。

 このカスタマイズ機能は、一部のInsiderから段階的に導入されるとのこと。利用可能になると、「設定」アプリの[個人設定]セクションに[テキスト入力](Text input)画面が追加される。

テキスト入力機能のパーソナライズが強化さ

 さらに、絵文字パネル([Windows]+[.]キー)が拡張され、家族やカップルの顔それぞれに異なる肌の色を設定できるようになった。この機能も一部のInsiderから順次提供される。

絵文字パネル([Windows]+[.]キー)が拡張され、家族やカップルの顔それぞれに異なる肌の色を設定できるように

 そのほかにも、Build 22494で導入されたミュートアイコンにショートカットキー([Windows]+[Alt]+[K]キー)が割り当てられ、状態をトグルできるようになった。また最新の「.NET Framework 4.8.1」が導入され、「.NET Framework」ランタイムのARM64ネイティブサポートを実現。対角11インチ以下の小型デバイスでは、タブレット携帯の場合にアプリが既定で最大化状態で起動するようになった。新しい「スマホ同期」アプリのロールアウトも開始されている。

 Devチャネルは、アクティブな開発ブランチ(RS_PRERELEASE)から最新のビルドを受け取ることのできるチャネル。新しい機能をいち早く試したい場合には向いているが、十分な安定性が確保されているとは限らず、ときに重要な機能が利用できなくなったり、回避策を必要とする問題が発生する可能性がある。起動できなくなったPCを自力で復旧できないユーザーや、業務やプライベートで日常的に利用しているデバイスにはおすすめできないので注意したい。代わりにBetaチャネルやRelease Previewチャネルの利用をお勧めする。