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音量などのフライアウトがWindows 11準拠のデザインに ~Build 22533がDevチャネルで提供開始

13種類から選べるタッチキーボードのテーマもすべてのテスターに開放

「Windows 11 Insider Preview」Build 22533がDevチャネルで提供開始

 米Microsoftは1月12日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22533を「Windows Insider Program」のDevチャネルに参加しているテスターに対して公開した。すでに導入済みの場合は「設定」アプリの[Windows Update]セクションからアップグレードできる。

 Build 22533では、フライアウトのデザインをアップデート。キーボードでディスプレイの明るさや音声ボリュームを変更した場合に現れるパネルがWindows 11のデザイン原則に合わせたものとなった。明暗モードの切り替えにも対応しており、他のユーザーインターフェイスとの一貫性が向上した。

キーボードでディスプレイの明るさや音声ボリュームを変更した場合に現れるパネルがWindows 11のデザイン原則に合わせたものに
従来の音量フライアウト

 また、Build 22518で導入された音声アクセス(voice acces)が単体のアプリとして検索できるようになった。わざわざキーボードショートカットを利用しなくても、[スタート]画面やタスクバーにピン留めしてマウスクリックで起動できる。

音声アクセス(voice acces)が単体のアプリとして検索できるように

 そのほかの細かい改善としては、[Windows]+[X]キーのメニューにあった[アプリと機能]アイテムが[インストールされたアプリ]に置き換えられたことが挙げられる。不要なアプリがある場合は、このメニューを利用するとアプリのアンインストール画面へ簡単にアクセス可能だ。不要であれば「クロック」アプリのアンインストールも可能となっている。

 また、Build 22504からロールアウトされているタッチキーボードのテーマがすべてのInsidersに開放された。「設定」アプリの[個人設定]-[テキスト入力]セクションで13のテーマから好みのものを選択し、タッチキーボードや絵文字パネル、音声入力パネルなどに適用できる。

13種類から選べるタッチキーボードのテーマ

 Devチャネルは、アクティブな開発ブランチ(RS_PRERELEASE)から最新のビルドを受け取ることのできるチャネル。新しい機能をいち早く試したい場合には向いているが、十分な安定性が確保されているとは限らず、ときに重要な機能が利用できなくなったり、回避策を必要とする問題が発生する可能性がある。起動できなくなったPCを自力で復旧できないユーザーや、業務やプライベートで日常的に利用しているデバイスにはおすすめできないので注意したい。代わりにBetaチャネルやRelease Previewチャネルの利用をお勧めする。