ニュース

「Windows Subsystem for Android」がH.264のハードウェア支援デコードに対応

米国ユーザーを対象にプレビュー展開中

「Windows Subsystem for Android」

 米Microsoftは3月9日(現地時間)、「Windows Subsystem for Android」のアップデートを全チャネルの「Windows 11 Insider Preview」ビルドへリリースしたと発表した。日本ではまだ利用できないが、いくつかの改善が施されている。

 本アップデートの目玉は、「Windows Subsystem for Android」がハードウェアアクセラレーションによるH.264デコードに対応したことだ。ビデオストリーミングアプリなど、とくに高解像度ビデオ再生を多用するアプリで恩恵を得られる。

 次に、プラットフォームにおけるネットワークの変更が行われた。一部のアプリで異常が発生する可能性があるが、将来的な機能強化を見据えた施策であるという。

 そのほかにも、Windowsの「メール」アプリとの連携を強化。「Amazon アプリストア」や「Kindle」といったアプリでスクロールや入力の改善が行われた。ゲームアプリなどでMSAA(マルチサンプルアンチエイリアス)を強制され、4X MSAAを無効化できない問題なども改善されているとのこと。

 「Windows Subsystem for Android」は、Windows上でAndroidアプリを実行できるようにするシステム。現在、米国ユーザーを対象にプレビュー展開されている。