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待望の日本展開を前に「Windows Subsystem for Android」のゲームコントローラーの入力互換性が向上

米国ユーザーのみに配信。セキュリティアップデートも ~8月の更新版リリース

「Windows Subsystem for Android」

 米Microsoftは8月2日(現地時間)、Windows 11向け「Windows Subsystem for Android」(以下、WSA)の最新版v2206.40000.15.0を「Windows 11 Insider Preview」のすべてのチャネルで公開した。WSAは現在、米国ユーザーのみに向けて順次配信が開始されている。

 WSAは、Windows上でAndroidアプリを実行できるようにするシステム。Microsoft Storeで「Amazon App Store」をインストールすると同時に導入される。今のところ米国のみでプレビュー展開されているが、年内にも日本、フランス、ドイツ、イタリア、イギリスで配信を開始する予定だ。

 今回の更新点は以下の通り。ジョイスティックやゲームパッドを使用したゲームアプリのエクスペリエンス・入力互換性が向上したほか、スクロールやネットワーク機能の改善などが含まれており、セキュリティアップデートも適用される。

  • 「Windows Subsystem for Android」設定アプリで切り替え可能な互換性テクノロジ(shim)スイートにより、複数のアプリにおけるエクスペリエンスを向上
  • ジョイスティックを使用したゲームアプリの互換性(WASDキーにマッピング)
  • ゲームアプリにおけるゲームパッドの互換性
  • 矢印キーを使用したゲームアプリにおける照準の互換性
  • 矢印キーを使用したゲームアプリにおけるスライドの互換性
  • スクロール機能を改善
  • ネットワーク機能を改善
  • Androidの最小ウィンドウサイズをデフォルトで220dpiに
  • サポートされていないVPN接続が検出されたときのダイアログを改善
  • 「Windows Subsystem for Android」設定アプリに診断データを表示・保存するための新しいトグルボタン
  • セキュリティアップデート
  • 全体的な信頼性の向上
  • グラフィックスの改善

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