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「Google Workspace CLI」がリリース、AIエージェントのためのCLIツール

「Gmail」や「ドライブ」などのGoogle Workspace APIを1つのコマンドで

Google、「Google Workspace CLI」を発表

 米Googleは3月4日(現地時間)、「Google Workspace CLI」をリリースした。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「Apache-2.0」。Windows/Mac/Linux向けのバイナリが用意されている。



 「Google Workspace CLI」(gws)は、「Google Workspace」に含まれるサービスを操作できるコマンドラインツール。「Rust」言語で構築されており、以下に代表されるサービスのAPIを、単一のCLIツールで一元的に操作できるのが魅力だ。

  • Google ドライブ
  • Gmail
  • Google カレンダー
  • Google スプレッドシート
  • Google ドキュメント
  • Google Chat
  • Google 管理コンソール

 コマンドはあらかじめ静的に実装されているのではなく、「Google Discovery Service」を読み取って動的に生成される。そのため、サービス側の変更でCLIがすぐに使えなくなることは基本的にない。タブでコマンドが補完されるので、人間が使うのであれば、ドキュメントを参照しながらREST APIに直接アクセスするよりも簡単だ。

 また、AIエージェントのための最適化も施されている。すべてのレスポンスが構造化されたJSON形式で返ってくる仕組みになっており、エージェントスキル(SKILL.md)も100種類以上同梱。カスタムツールなしでも、大規模言語モデル(LLM)やエージェントが「Google Workspace CLI」を管理しやすいように配慮されている。

 そのほかにも、以下の特徴をもつ。

  • 複数の認証方法をサポート
  • 複数アカウント切り替え
  • 「Gemini CLI」拡張機能で「Gemini CLI」とも連携
  • MCPサーバーをサポート。MCP互換クライアント(「Claude」デスクトップアプリ、「Gemini CLI」、「Visual Studio Code」など)から呼び出せる
  • プロンプトインジェクション攻撃から保護するモデルアーマー(レスポンスサニタイゼーション)

 なお、この製品はまだGoogleによって公式にサポートされていないとのこと。本番環境での利用は避けた方がよいだろう。