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「Gemini CLI」にフックを仕掛ける機能、エージェントがなにかしたときに連動するコードを記述可能に
拡張機能からも利用可能。セキュリティ確認、ログ採取、通知などに活用できる
2026年2月3日 15:23
米Googleは1月28日(現地時間)、AIコーディングエージェント「Gemini CLI」のアップデートを発表した。エージェントの動作を修正することなく指定したタイミングで「フック」(hooks)を仕掛け、スクリプトやプログラムを実行して機能を拡張できるようになる。
「フック」とは、既存のプログラムにあとから指定した処理を割り込ませるプログラミング手法。たとえばWindowsのキーボード処理を「フック」すると、キー入力を読み取ったり、キーを入れ替えたり、特定のキー入力で指定した処理を実行するといったことを実現できる。
「Gemini CLI 0.26.0」以降では、これをエージェントに対しても利用できるようになる。たとえば外部ツールを呼び出すときににフックを仕掛ければ(BeforeTool)、AIがAPIキーやパスワードを外部へ送出していないかセキュリティチェックを実施するといった処理を簡単に実現できる。ログ採取や通知などにも活用できるだろう。
公式ドキュメントによると、フックは以下のような条件(イベント)でトリガー(発動)できるようだ。
- セッションの開始・終了(SessionStart、SessionEnd)
- ユーザーからプロンプトを受け取ったり、エージェントがタスクを完了したとき(BeforeAgent、AfterAgent)
- 大規模言語モデル(LLM)へのリクエスト送信、およびレスポンス受信時(BeforeModel、AfterModel)
- 外部ツールの選択、実行前後(BeforeToolSelection、BeforeTool、AfterTool)
- コンテキスト圧縮前(PreCompress)
- システム通知が発生する場合(Notification)
どのフックが利用されているかは、「/hooks」コマンドで確認可能。フックは「Gemini CLI」拡張機能からも利用できるように設計されているため、今後はフックを活用した便利な拡張機能が増えるだろう。
ただし、フック処理はエージェントと同期的に動作する(つまり、エージェントの動作をブロックする)点には注意したい。重い処理を行う際は並列化やキャッシュなどを活用したり、マッチャーでフィルタリングして余計なブロックが発生しないように配慮することが推奨されている。また、フックはユーザー権限で実行されるため、有効化する前にかならずソースを確認する必要がある。














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