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「Windows Subsystem for Android」の起動速度が改善 ~2022年9月アップデート

巨大コンテンツのコピー&ペーストでクラッシュする問題も解決

「Windows Subsystem for Android」

 米Microsoftは9月15日(現地時間)、「Windows Subsystem for Android」の2022年9月アップデート(v2208.40000.4.0)を「Windows 11 Insider Preview」のすべてのチャネルで公開した。日本と米国でのみ利用できる。

 「Windows Subsystem for Android」(WSA)は、Windows 11でAndroidアプリ・ゲームを動作させる技術「Android Apps on Windows 11」の基盤。「Amazon アプリストア」からAndroidアプリをインストール・実行するときに必要なLinuxカーネルと「Android 12.1」、「Hyper-V」仮想マシン、ARM向けバイナリをIntel/AMDデバイスで動作させる「Intel Bridge Technology」(Intelと共同開発)などが含まれており、キーボード操作をゲームパッドへ変換するといった互換性(Shim)機能なども担う。

 今回のアップデートの内容は、以下の通り。

  • App Not Responding(ANR)エラーの信頼性が向上
  • 入力互換性シムの改善
  • アプリのスクロール(滑らかさ)の改善
  • 「Windows Subsystem for Android」の設定アプリのユーザビリティを改善
  • 起動時のパフォーマンスを改善
  • 極端に大きなコンテンツをコピー&ペーストするとクラッシュする問題に対処
  • ゲームコントロールダイアログのUX改善
  • ネットワーク機能の改善
  • グラフィックス全般の改良
  • 複数のアプリを使用する際のゲームパッドに関する改善
  • アプリのアンインストールする際のパフォーマンスを改善
  • アプリのビデオ再生の問題を修正
  • Chromium WebView 104へのアップデート
  • Linuxカーネルのセキュリティアップデート

 アップデートは「Microsoft Store」で配布されている一般のアプリと同様、「ストア」アプリから行える。

アップデートは「ストア」アプリで