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「Windows Subsystem for Android」2023年2月アップデートが公開 ~カメラのメタデータを取得可能に

特定のベンチマークでフレームレートが向上

「Windows Subsystem for Android」

 米Microsoftは2月9日(現地時間)、「Windows Subsystem for Android」の2023年2月アップデート(2301.40000.4.0)を「Windows 11 Insider Preview」のすべてのチャネルで公開した。カメラのエクスペリエンス、グラフィックスの改善などを行っている。

 「Windows Subsystem for Android」(WSA)は、Windows 11でAndroidアプリ・ゲームを動作させる技術「Android Apps on Windows 11」の基盤。「Amazon アプリストア」からAndroidアプリをインストール・実行するときに必要なLinuxカーネルと「Android 12.1」、「Hyper-V」仮想マシン、ARM向けバイナリをIntel/AMDデバイスで動作させる「Intel Bridge Technology」(Intelと共同開発)などが含まれており、キーボード操作をゲームパッドへ変換するといった互換性(Shim)機能なども担う。

 今回のアップデートの内容は、以下の通り。

  • オーディオ入力の遅延と信頼性を改善
  • カメラアプリでカメラのメタデータを取得可能に
  • 特定のベンチマークでフレームレートがARM版で10~20%、x64版で40~50%向上
  • タッチパッドまたはマウスを使用したアプリ内のズームアウトを修正
  • プラットフォームの信頼性を向上
  • Chromium WebViewをv108に更新
  • WindowsアプリとAndroidアプリの間でグローバルなマイクとカメラのプライバシー設定を同期
  • Android 13のセキュリティアップデートを反映