ニュース
「Windows Subsystem for Android」は「v1.0」の品質に ~2022年10月アップデート
「Amazon アプリストア」のAndroidアプリをWindowsアプリの上に動かせる
2022年10月26日 07:55
米Microsoftで「Windows Subsystem for Android」(WSA)などの開発マネージャーを務めるCory Hendrixson氏によると、「WSA」は正式にv1.0へ到達したとのこと。
Windows Subsystem for Android is officially v1. 31 markets and over 50,000 apps! The amazing thing is just how pedestrian it is to run these apps. They feel like running a normal windows app... WAPost, Kindle Reader (on my SurfaceGo3), and Subway surfer are my favs.pic.twitter.com/jBu1KkMqFj
— Cory Hendrixson (@chendrixson)October 18, 2022
「WSA」は10月20日(現地時間)、2022年10月アップデート(v2209.40000.26.0)が発表されているが、これでv1.0の水準に達したということのようだ。変更内容は以下の通りで、新機能はあまりなく、品質と安定性の向上がフォーカスされている。
- 「Camera HAL」(カメラ抽象化レイヤー)の改良
- クリップボードの安定性の向上
- マルチスレッド(8コア以上)の性能改善
- グラフィックストリーミングのセキュリティ向上
- パッケージ起動の信頼性向上
- 「ANGLE」と「GSK」のセキュリティアップデート
- パッケージインストールソースにテレメトリの注釈を追加
- 法的情報のウィンドウを修正
- Linux カーネルに対するセキュリティの更新
- プラットフォームの安定性の向上
- 「Chromium WebView 105」への更新
「WSA」は「Amazon アプリストア」でインストールしたAndroidアプリをWindows 11上で動作させるための基盤。「Amazon アプリストア」プレビュー版は現在、日本を含む世界31カ国で展開中。利用できるアプリの数も50,000以上にまで拡充されている。