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Microsoft、ストア広告のテスト運用を開始 ~「Amazon Appstore」は世界31カ国へ拡大
期待のアプリの復元機能は10月に提供へ
2022年9月23日 06:45
米Microsoftは9月20日(現地時間)、開発者向け「Microsoft Store Ads」のパイロットプログラムを運用開始した。「Amazon Appstore」の提供範囲も拡大されるという。
Microsoft Store Ads
「Microsoft Store」広告は、アプリストアで自分のアプリやゲームをアピールするための仕組み。たとえば音楽が好きなユーザーや作曲を趣味とするユーザーにリーチするため、開発した音楽アプリを「音楽」というキーワードを使った検索結果ページに掲出するといった広告キャンペーンを作成できる。
先日、テストとフィードバックの収集のためのパイロットプログラムが発表され、待機リストへの登録が可能になっていたが、ようやく実際のテスト運用が始まる。
Amazon Appstore
一方、現在日本と米国でのみ提供されている「Amazon Appstore」は、今後数週間のうちにオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国など31カ国に拡大される。「Amazon Appstore」に登録されている20,000以上のAndroidアプリとゲームが、Windows PC上で楽しめるようになる。
「Amazon Appstore」のAndroidアプリを実行するための基盤「Windows Subsystem for Android」(WSA)の改善も進んでおり、最新リリースではハードウェアアクセラレーションによるグラフィックス処理でパフォーマンスが2~3倍にまで向上。DRMビデオのサポート、タッチ・マウス・キーボード入力処理の強化、ネットワークとセキュリティの改善などが行われている。
そのほかにも、以前から案内されていた「Microsoft Store」の改善が、Windows 11の10月アップデートで提供されるとのこと。なかでも注目はアプリの復元機能で、新しいWindows 11デバイスに移行する際の環境構築が容易になることが期待されている。