いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】わかりやすい! 作業がすべて「済」になった行がグレーアウトする工程表

すべての項目が「済」の時点でその行をグレーアウトします

すべて完了した行を自動で判定する

 業務のタスクを管理する場合、複数の作業工程をチェックリスト形式で管理することがありますよね。例えば、セミナーの準備では「会場予約」「講師依頼」「参加者募集」「資料作成」など、いくつもの作業が必要になります。

 以下は、社内セミナーの準備状況をExcelで管理した表です。各作業が完了したら、該当のセルに「済」と入力する運用を想定しています。

各セミナーの作業が完了した時点で該当のセルに「済」と入力します

 まだ準備中のイベントを見分けるため、すべての作業が終わった行をグレーアウトするといった運用はよくありますが、手作業で色を変更するのは手間がかかります。行数が多ければ漏れもあるでしょう。条件付き書式を利用して自動化するのがおすすめです。

条件式にCOUNTIF関数を使う

 今回の例では、作業工程は「会場予約」から「当日準備」までの5項目です。これらのセルに「済」が入力された行を準備完了と判定します。COUNTIF関数で「済」の数を数えて「5」であるかどうかを判定すれば解決です。

 条件付き書式を設定したいセル範囲をあらかじめ選択しておきます。また、条件式として指定する数式では、「$D2:$H2」のように複合参照で指定することがポイントです。

=COUNTIF($D2:$H2,"済")=5
条件付き書式を設定するセル範囲を選択しておきます(①)。[ホーム]タブ(②)にある[条件付き書式]-[新しいルール](③)をクリックします
[数式を使用して、書式設定するセルを決定](④)を選択します。「=COUNTIF($D2:$H2,"済")=5」と入力して(⑤)、[書式](⑥)を設定し、[OK](⑦)をクリックします
すべての項目に「済」と入力されていた行がグレーアウトされました(⑧)
他の行のすべての項目に「済」と入力すると(⑨)
自動的にグレーアウトされます

 なお、上記の手順では、COUNTIF関数を使いましたが、COUNTIFS関数を利用しても構いません。条件は変わらず、「5」かどうかを判定する以下のような数式になります。結果は、COUNTIF関数と同じになります。

=COUNTIFS($D2:$H2,"済")=5

 さらに開催日などの列を追加して、AND関数やOR関数と組み合わせたより高度な条件判定も可能です。

チェックボックスを利用する場合

 「済」ではなく、チェックボックスを利用したい場合は、条件式を調整します。チェックONのセルには「TRUE」という値が入力されるので、以下のようになります。

=COUNTIF($D2:$H2,TRUE)=5
チェックボックスはセル範囲を選択して(⑩)、[挿入]タブ(⑪)の[チェックボックス](⑫)から挿入できます
先ほどと同様に[ホーム]タブにある[条件付き書式]-[新しいルール]をクリックして、[新しい書式ルール]ダイアログボックスを表示しておきます。条件式として「=COUNTIF($D2:$H2,TRUE)=5」と入力して、(⑬)、[書式](⑭)を設定し、[OK](⑮)をクリックします
すべての項目のチェックボックスがONの行がグレーアウトされます

 複数の項目を判定すると聞くと難しそうですが、条件付き書式の条件式は単純ですよね。今回紹介したテクニックは、見やすさと自動化を両立できます。商品発注やプロジェクト管理など、さまざまな場面で活用してみてください。