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「Steam」がChrome OSに対応 ~近日中にアルファ版をリリースへ【3月23日追記】

Chrome OSのDevチャンネル向けに「Steam」のアルファ版がリリース

「Game Developer Summit」の基調講演

 米Googleは3月15日(現地時間)、Valveと協力してゲーム配信サービス「Steam」をChromebook(Chrome OS)に導入すると発表した。近日中に初期バージョン(アルファ版)が開発チャネルでリリースされるという。

 Chrome OS版「Steam」については「Game Developer Summit」の基調講演とコミュニティサイトのリリースで少し触れられているのみで、詳細はまだ明らかではない。ただし、アルファ版「Steam」が動作するのはChromebookの一部モデルのみとなるのは確実のようだ。

 同社によると、Chromebookにおける2021年のAndroidアプリの利用頻度は前年比で50%増えており、とくにChromebookに最適化されたゲームが牽引しているという。今年後半には「Gaming Overlay」のベータ版をリリースし、この勢いを加速させたい考えだ。この機能が導入されると、開発者が既存のゲームに変更を加えなくても、Chromebookユーザー側でキーボードとマウスの設定を行えるようになるという。

【Google for Games Developer Summit 2022 Keynote】
(「Steam」に関する言及は13分21秒あたりから)

[2022年3月23日編集部追記] 3月22日付で、Chrome OSのDevチャンネル向けに「Steam」のアルファ版がリリースされた。併せてインストール方法やサポートされているデバイス、現状の必須スペックなども発表されている。それによるとChrome OS版「Steam」を動作させるには、CPUに第11世代のIntel Core i5/i7、最低8GBのメモリー、「Intel Iris Xe Graphics」が必要。

 また、動作すると思われるゲームタイトル約50作品もリストアップされており、「Age of Empires II: Definitive Edition」や「Portal 2」、「Fallout 4」などが動作する模様。ただし、ゲームによってはIntel Core i7でない場合は動作しなかったり、特定の設定が必要となるので注意。

Chrome OS版「Steam」の解説ページ