ニュース

Google、節目となる「Chrome OS 100」を発表 ~ランチャーを刷新

ボイスコマンドによるテキスト編集やカメラでGIFアニメを撮影する機能も

Google、「Chrome OS 100」を発表

 米Googleは3月30日(現地時間)、「Chrome OS 100」を発表した。編集部ではまだ確認できていないが、近日中にアップデートが配信されるはずだ。

新しいランチャー

 「Chrome OS 100」の目玉は、新しくなったランチャーだ。Windowsの[スタート]画面に相当するもので、画面左下隅にある丸いアイコン([Everything]ボタン)を押すとアクセスできる。以前は画面の下側に表示されていたが、新しいランチャーは左側に表示されるようになったが、これは開いているウィンドウが見やすいようにとの配慮からのようだ。

 新しいランチャーは探しているものを簡単に見つけられるように設計されており、検索結果の情報量を増やしたり、天気やニュースのチェックが手軽に行えるようにするなどの工夫がみられる。ランチャーから直接スクリーンショットの撮り方をはじめとするショートカットを調べたり、開いているウィンドウを探すのも簡単だ。

新しくなったランチャー

 また、ランチャーはカスタマイズすることも可能。アイコンに名前を付けたり、色を変えてわかりやすくしたり、使いやすい順番に並び替えることもできるようだ。

そのほかの機能

 また、ランチャー以外にも、いくつかの新機能が案内されている。

声によるテキスト編集

 Chrome OSにはすでにディクテーション機能が備わっており、マイク音声をテキスト化して入力することができる。最新版ではこれが拡張され、「削除」などのコマンドを音声で伝えることでテキストを編集できるようになるとのこと。

声による編集

アニメーションGIFを作成して共有

 「カメラ」アプリのビデオ機能に[GIF]モードが追加され、5秒以内の動画をアニメーションGIFとして保存できるようになった。ChromebookからそのままSNSなどへ投稿してもよいし、ニアバイシェア機能で他のデバイスへ送って利用してもよい。

アニメーションGIFを作成して共有

 Chromebookの「カメラ」アプリはドキュメントスキャナーとして利用することもできるなど意外に多機能なので、ぜひチェックしてみよう。

 そのほかにも、同社はペアレンタルコントロールやオフライン再生に対応した「YouTube」アプリで、インターネット接続のない自宅でも授業や講義の復習ができることをアピールしている。不要になったWindows/MacデバイスをChromebookとして再生できる「Chrome OS Flex」や、一部デバイスでゲーム配信サービス「Steam」が利用可能になることにも注目したい。

 「Chrome OS」のアップデートは、「設定」画面の[Chrome OS について]画面から可能。ランチャーで「アップデートを確認」を検索するのが簡単だ。