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古くなったWindows/MacをChrome OS化で再生 ~「Chrome OS Flex」がプレビュー公開

Stable(安定版)は数カ月以内にリリース

「Chrome OS Flex」の提供サイト

 米Googleは1月15日(現地時間)、「Chrome OS Flex」の早期アクセスを発表した。同社が2020年に買収した「CloudReady」をベースとしており、古くなったWindows端末やMacデバイスへインストールし、「Chrome OS」として再利用できる。

 「Chrome OS Flex」は企業や学校向けに開発されたOSで、無償で提供される。コードベースは「Chrome OS」と同じで、リリースサイクルも同じだが、プリインストールではなく、PCおよびMacへインストールできるよう単体提供される点が異なる。

 「Chrome OS Flex」の最小システム要件は以下の通り。2010年以前のCPU/GPUでは十分に機能しないとのことだが、それ以降のデバイスであれば問題はないようだ。

  • アーキテクチャ:IntelまたはAMDの64bit CPU
  • メインメモリ:4GB
  • ストレージ:16GB

 また、「Chrome OS Flex」はUSBメモリからインストールする仕組みになっているため、ブートメディアを変更する必要がある。場合によってはBIOSの設定変更が必要となる。

 同社は「Chrome OS Flex」の認定モデルのリストを公開しているので、手持ちのデバイスが掲載されていれば利用できるはずだ。また、インストールする前にUSBメモリから直接「Chrome OS Flex」を実行できるので、それで互換性とパフォーマンスをチェックしてもよいだろう。

「Chrome OS Flex」の認定モデルのリスト

 なお、「Chrome OS Flex」はまだ早期アクセスの段階にあり、Devチャネルで提供されている。不具合の発生も想定されるため、利用は自己責任となる。「Chrome OS Flex」のStable(安定版)は数カ月以内にリリースされるとのこと。