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Googleが「Chrome OS Flex」をリリース ~古いPC/MacをChromebookとして再生

認定の対応デバイスは295モデルにまで拡大

「Chrome OS Flex」の提供サイト

 米Googleは7月15日(現地時間)、「Chrome OS Flex」を一般公開した。企業や学校向けに無償公開されており、古くなったWindows端末やMacデバイスへインストールしてChromebookとして再利用できる。

 「Chrome OS Flex」は、古くなったデバイスを「Chrome OS」化することで有効活用できるようにするソリューション。同社が2020年に買収した「CloudReady」をベースとしており、中身は基本的に「Chrome OS」と同じだ。しかし、「Chrome OS」が基本的にChromebookへのプリインストールという形式で提供されるのに対し、「Chrome OS Flex」はPCおよびMacへインストールできるよう単体提供される点が異なる。

 「Chrome OS Flex」は今年2月から早期アクセスが実施されていたが、ようやく安定(Stable)版として利用できるようになった。

 セットアップを行うには、まず「Chromebook リカバリ ユーティリティ」拡張機能でUSBインストーラーを作成する。デバイスに「Chrome OS Flex」をインストールせず、USBメモリーから直接OSを起動することもできるので、まずは正常に動作するかチェックするとよいだろう。

「Chromebook リカバリ ユーティリティ」拡張機能でUSBインストーラーを作成
モデル名は「Chrome OS Flex」に
8GB以上のフラッシュメモリかSDカードが必要
開発チャンネルはDevとStableが選べる

 なお、同社が認定する対応デバイスは早期アクセスを経て295モデルにまで拡大しているとのこと。最小システム要件は以下の通りで、早期アクセスのころから変更はないようだ。

  • アーキテクチャ:IntelまたはAMDの64bit CPU
  • メインメモリ:4GB
  • ストレージ:16GB

 2010年以前のCPU/GPUでは十分なパフォーマンスが期待できないとのことだが、それ以降のデバイスであれば問題はない。ただし、Intel GMA 500、600、3600および3650は「Chrome OS Flex」のパフォーマンス基準を満たしておらず、推奨されない。