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Chromebookの自動更新を10年保証 ~Googleが発表、より長く安心して使えるように

修復プログラムの拡充やリサイクル・脱炭素も進めてサステナブルに

Googleによるアナウンス

 米Googleは9月14日(現地時間)、Chromebookの自動更新を10年間提供する方針を明らかにした。同社はこれで「ChromeOS」搭載デバイスをより長く使い続けられるとしている。

 Chromebookのセキュリティと安定性、機能を最新に保つため、「ChromeOS」では4週間に1回の定期更新を提供している。しかし、これはあくまでも自動更新の有効期限(AUE)に達するまでだ。デバイスごとのAUEはGoogleのサポートページで公開されているが、5年から8年程度と開きがあった。

 そこで2024年以降、この自動更新の提供期間が一律、発売後10年間に固定される。これは2021年以降に発売されたChromebookに適用されるが、2021年以前にリリースされ、すでに使用しているChromebookについても、発売後10年間に延長するオプションを提供するという(ただし、一部の機能やサービスは動作しない可能性がある)。

 また、自動更新を受信しなくなったChromebookに関しても、起動するたびにシステムの改竄や破損がないかセルフチェックを行う「Verified Boot」などの機能でデバイスのセキュリティが維持される。

 そのほかにも、修復プログラムを拡充してChromebookの寿命を延ばしたり、バッテリーを延命する「アダプティブ充電」をはじめとしたエネルギー効率を高める新機能を展開したり、海洋流出の可能性があるゴミに由来するプラスチック、PCR素材、リサイクル可能なパッケージング、低炭素排出の製造工程を採用するなどしてよりサステナブルなChromebookを提供するとしている。