ニュース

「Steam on Chromebook」がベータ版に ~ハードウェア要件も緩和され対応デバイス増

「Chrome OS 108」(Betaチャネル)以降で利用可能

「Steam on Chromebook」がベータ版に

 米Googleは11月3日(現地時間)、「Steam on Chromebook」がベータ版に達したと発表した。「Steam on Chromebook」は米Valveのゲーム配信サービス「Steam」をChromebook(Chrome OS)に対応させたもの。今年3月の「Game Developer Summit」でアナウンスされ、半年以上にわたりアルファテストが行われてきた。

 これまで「Steam on Chromebook」を試すにはDevチャネルの「Chrome OS」が必要だったが、今後はBetaチャネルの「Chrome OS 108」(v108.0.5359.24)以降で利用できる。安定版一歩手前の、より安定したOSで試せるようになったのは朗報といえるだろう。

 また、より多くのデバイスで「Steam」を使えるようにしてほしいという要望に応え、ハードウェア要件も緩和された。リリース当初は第11世代のIntel Core i5/i7 CPU、最低8GBのメモリー、「Intel Iris Xe Graphics」GPUなどが必要とされていたが、今回のリリースでは以下の環境も追加でサポートされる。

  • AMD Ryzen 5000 C-Series
  • Intel 12th Gen Core CPU

 CPUの最小要件をi3/Ryzen 3に引き下げたことにより、クラウドゲーミングChromebookでも「Steam」のゲームをローカル実行できるようになったのは大きい。ただし、快適にプレイするには16GBのメインメモリとi5/Ryzen 5以上のCPUが推奨とのこと。

 そのほかにも、ストレージや電源の管理、インストール処理などが改善された。パフォーマンスと互換性も向上しており、推奨ゲームリストに50の新しいタイトルも追加されている。このリストは今後も拡充されるとのこと。