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「Chrome OS 107」が公開 ~作業状態を仮想デスクトップに保存するコマンドが便利

「ファイル」アプリなどの改善も

Google、「Chrome OS 107」を発表

 米Googleは10月31日(日本時間)、「Chrome OS 107」をリリースした。順次アップデートが展開される。

「デスク」の保存と閉じるコマンド

 「Chrome OS 107」でもっとも注目を集めるであろう機能は、「デスク」の保存だ。これは開いているアプリとそのレイアウト(位置・大きさ)を含む仮想デスクトップ全体を保存し、あとで復元できる機能だ。作業中に他に緊急の用事が入っても、これがあれば作業状態を保存し、用事を済ませた後すぐに作業へ戻ることができる。

作業中の状態をデスクに保存
保存されたデスク

 また、デスクとそれに含まれるタブやウィンドウをすべて閉じるコマンドも追加された。不要になったデスクを破棄したいときに役立つ。

[デスクとウィンドウを閉じる]コマンド

最近使ったファイルフィルターの改善

 「Chrome OS 107」では、「ファイル」アプリも改善。「最近使ったファイル」フィルターでファイルが時間帯ごとに分割して表示されるようになったほか、新たに「ドキュメント」フィルターが追加され、ドキュメントのみをリストアップできるようになった。

「Chrome OS 107」の「ファイル」アプリ

フタを閉めるとロック

 Chromebookのフタを閉めた際、サスペンドするのではなく、代わりにロックするオプションが追加された。長時間かかるタスクを停止させたくない場合に便利だ。このオプションは、「設定」アプリの[セキュリティとプライバシー]セクションで有効化可能。また、既存の[スリープ解除時にロック画面を表示する]オプションが、フタを閉じたときの画面ロックにも適用されるようになっている。

「設定」アプリの[セキュリティとプライバシー]セクション

「Canvas」アプリと「Cursive」アプリがダークモード対応

 また、「描画キャンバス」(Canvas)アプリ「手書きメモ」(Cursive)アプリの両方でダークモードが利用できるようになった。OSをダークモードに切り替えると、アプリもそれに追従してテーマが切り替わる。

「Canvas」アプリと「Cursive」アプリがダークモード対応

 「Chrome OS」のアップデートは、「設定」画面の[Chrome OS について]画面から可能。ランチャーで「アップデートを確認」を検索するのが簡単だ。