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「Chrome OS 108」が公開 ~ドキュメントスキャン機能で複数ページのPDFを作成可能に

「ファイル」アプリにゴミ箱機能が追加されるなどの改善も

Google、「Chrome OS 108」を発表

 米Googleは12月6日(日本時間)、「Chrome OS 108」をStableチャネルへ導入したと発表した。順次アップデートが展開される。

カメラアプリ

 「Chrome OS 108」では、「カメラ」アプリが強化。ドキュメントスキャン機能で複数のページからなるPDFドキュメントを作成できるようになった。「カメラ」アプリを[ドキュメント]-[スキャン]モードにして書類を撮影するとプレビュー画面が現れるので、そこで共有ボタン左隣りにあるアイコンをクリックすると、次のドキュメントを撮影してページとして追加できる。

ドキュメントスキャン機能で複数のページからなるPDFドキュメントを作成できるように
次のドキュメントを撮影してページとして追加

新しい壁紙

 米国の「National Native American Heritage Month」を記念して、ネイティブアメリカンのアーティストの作品を集めた壁紙集が追加された。

ネイティブアメリカンのアーティストの作品を集めた壁紙集

Captive Portalの改善

 「Captive Portal」は、デバイスがインターネットへ接続する際に、規約を確認するページや認証ページの参照を強制する技術。公衆Wi-Fiを利用する際などに見かけることがあるだろう。

 「Chrome OS 108」ではこの「Captive Portal」が改善され、説明や接続の信頼性などが改善されているとのこと。

バーチャルキーボード

 バーチャルキーボードのナビゲーションも一新。ヘッダーのデザインが変更され絵文字、書き取り、手書き、設定へのアクセスがより簡単になった。

バーチャルキーボードに新しいヘッダー

ファイルアプリのゴミ箱

 最後に、「ファイル」アプリへ「ゴミ箱」が追加された。削除されたファイルはゴミ箱に移動され、30日そのままであれば永久に削除される。

「ファイル」アプリへ「ゴミ箱」が追加
30日以内であれば復元も可能

 「Chrome OS」のアップデートは、「設定」画面の[Chrome OS について]画面から可能。ランチャーで「アップデートを確認」を検索するのが簡単だ。