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AIでBluetoothヘッドセット・マイクの音質を改善する「Chrome OS 110」がリリース

ランチャーの検索や「選択して読み上げ」も使いやすく

Google、「Chrome OS 110」を発表

 米Googleは2月17日(日本時間)、「Chrome OS 110」をStableチャネルへ導入したと発表した。順次アップデートが展開される。

 「Chrome OS 110」では、ランチャーの検索オートコンプリートが再設計。多少の入力ミスやスペルミスがあってもマッチするようになったほか、検索結果のカテゴリーがより明確になり、どんな種類の項目なのかが一目でわかるようになった。キーボード操作による検索も改善されているとのこと。

ランチャーの検索オートコンプリート

 また、選択テキストのコンテキストメニューからユーザー補助機能「選択して読み上げ」(Select-to-speak)を利用できるようになった。コンテンツに合わせて言語を自動で変更することも可能で、より使いやすくなっている。設定は「設定」アプリの[ユーザー補助機能]-[テキスト読み上げ]ページで変更することも可能。

選択テキストのコンテキストメニューから利用できる「選択して読み上げ」機能
「選択して読み上げ」機能の設定画面

 そのほかにも、Bluetooth接続のヘッドセット・マイクで超解像オーディオ(Super Resolution Audio)がサポートされた。これは機械学習モデルを用いた音質改善技術で、ビデオ会議などで役立つ。

 また、フィードバックツールの刷新や診断機能の強化が施された。たとえばキーボードの故障が疑われるときに、ちゃんとキーが押されているかどうかを確かめることが可能。また、どのチャネルの「Chrome OS」を購読しているのかを示すラベルも導入されている。

キーボードの診断機能。[ChromeOS について]-[診断]設定画面で確認できる
どのチャネルの「Chrome OS」を購読しているのかを示すラベル。[ChromeOS について]-[詳細]設定画面で確認できる

 「Chrome OS」のアップデートは、「設定」画面の[Chrome OS について]画面から可能。ランチャーで「アップデートを確認」を検索するのが簡単だ。