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ワンクリックでBluetoothヘッドフォンを接続 ~「Chrome OS 111」がリリース

脆弱性も1件修正

Google、「Chrome OS 111」を発表

 米Googleは3月11日(日本時間)、「Chrome OS 111」をStableチャネルへ導入したと発表した。順次アップデートが展開される。

 「Chrome OS 111」の目玉は、Bluetoothデバイスのペアリングをワンクリックで行えるようにする「ファスト ペアリング」(Fast Pair)がサポートされたこと。近くにある新しいヘッドフォンがChromebookで検知されると、セットアップの確認メッセージが自動的に表示されるため、ユーザーはわざわざBluetoothの設定画面を開く必要がない。

 また、「ファスト ペアリング」はプラットフォーム間でのBluetooth機器の移行にも便利。同じ「Google アカウント」でログインしていれば、Androidスマートフォンでペアリング済みのヘッドフォンをChromebookでもすぐに利用できるようになる。

Bluetoothデバイスのペアリングをワンクリックで行えるようにする「ファスト ペアリング」

 なお、この機能は順次提供が開始されるとのこと。すぐには利用できない場合があるので注意したい。

 そのほかにも、このバージョン(OS version: 15329.44.0 Browser version: 111.0.5563.71)では「LaCros」における解放後メモリ利用の脆弱性(CVE-2023-1227)が修正済み。深刻度は「Medium」とけっして高くはないが、できるだけ早めのアップデートを心がけたい。

 「Chrome OS」のアップデートは、「設定」画面の[Chrome OS について]画面から可能。ランチャーで「アップデートを確認」を検索するのが簡単だ。