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Chromebookの「カメラ」アプリはドキュメントスキャナーにも ~「Google アシスタント」統合もテスト中
外部カメラならパンやチルト、ズーム機能も利用可能
2021年12月7日 14:30
米Googleは11月30日(現地時間)、Chromebook(Chrome OS)における「カメラ」アプリの機能紹介と改善を発表した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響でオンラインミーティングの需要が高まるなか、同社はZoomと協力してビデオ通話の改善を行ってきたが、Chromebookのカメラはなにも通話のためだけにあるのではない。うまく活用して、仕事の効率化や創作活動に活かせるよう進化している。
ドキュメントスキャン
紙で作成された資料をデジタル保存したり、他のユーザーとチャットやSNSで共有したいといった場合に必須となるのがスキャナーだ。本来であれば専用の機器が必要となるが、最近ではスマホ内蔵のカメラで撮影・自動補正する方法も広まっている。
Chromebookも当然それに対応しており、「カメラ」アプリをスキャンモードに切り替えることで紙の文書を取り込み、PDF形式やJPEG形式へ変換できる。Chromebookに前面と背面の両方にカメラが搭載されている場合、どちらのカメラを利用することも可能だ。
カメラの角度を調整
Chromebookに外部カメラを接続している場合、「カメラ」アプリでパンやチルト、ズーム機能が利用。この設定は自動的に保存され、次回利用時に復元される。そのため、撮影中に「Google Meat」での会議が入っても、会議が終わった後すぐに撮影に戻ることができる。
そのほかの機能
そのほかにも、Chromebookにはさまざまなカメラ機能が搭載されている。
- ビデオモード:ビデオメッセージを撮影して友人に送りたい場合などに
- セルフタイマー:Chromebookから離れてシャッターを切りたい場合に
- QRコード:「カメラ」アプリのスキャンモードでQRコードを撮影すると、その内容をスキャンできる
- 自動保存:すべての写真・ビデオは後からいつでも簡単にアクセスできるように「ファイル」アプリの専用フォルダーに自動保存される
また、来年初めにはアニメーションGIFの作成がサポートされる予定。5秒間のショートムービーを撮影するだけで、自動的に共有可能なGIFになる。さらにベータ版「カメラ」アプリでは「Google アシスタント」との統合機能がテストされているとのこと。「写真を撮って」「ビデオを撮って」「自撮りして」と言葉で命令するだけで「カメラ」アプリが起動するので、わざわざChromebookを指で操作する必要はなくなる。