やじうまの杜

「Windows Subsystem for Android」がMicrosoft Storeに登場 ~Windows 11のAndroidアプリ実行機能?

メインメモリの要件はちょっと厳しめ

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「Windows Subsystem for Android」が「Microsoft Store」に登場

 米国時間10月5日より「Windows 11」の一般提供が開始される予定ですが、期待されていたAndroidアプリをインストール・実行する機能は、残念ながら初期バージョンに搭載されないようです。

 けれど、ご安心を。ちょっと遅れるだけで、開発がキャンセルされたわけではありません。まもなく「Windows Insider Program」でテストが開始されるはずですが、それに先立ち、おそらくAndroidアプリを実行するシステムであろう「Windows Subsystem for Android」が「Microsoft Store」で公開されたようです。

 発行元がいつもの「Microsoft Corporation」ではなく、「Microsoft Corp.‬」になっているのが気になりますが、どうやら偽物ではない模様。システム要件は、OSが「Windows 10 バージョン 22000.63」以降、アーキテクチャーがARM64/x64、メモリは8GB(推奨は16GB)。エミュレーションをするのでしょうか、メモリの要件は少し厳しめです。

発行元は「Microsoft Corporation」ではなく、「Microsoft Corp.‬」。「SizeBench」と「Bing Webmaster Tools」というアプリが登録されている

 試しに人柱としてインストールしてみましたが、Windows 10ではインストールできませんでした。

試しに人柱としてインストール
Windows 10ではインストールできず

 OSの要件として指定されている「バージョン 22000」は「Windows Insider Program」のBeta/Release Previewチャネルで提供されているWindows 11のプレビュービルド(Build 22000)のことだと思われます。すでにアナウンスされている通り、Androidアプリの実行機能はWindows 11専用ということなのでしょう。

 それではと、プレビュー版Windows 11にインストールしてみたところ、こっちは成功。「Microsoft Store」のアプリ概要に「内容について話したり、スクリーンショットを撮らないで」と書いてあったので詳細は伏せますが、今のところは機能しない、ただのプレースホルダー(場所取り)のようです。

プレビュー版Windows 11にインストールしてみたところ、こっちは成功

 「Windows Subsystem for Android」が気になるという方は、ぜひ「Windows Insider Program」のDevチャネルに登録してみてください。そのうち、ちゃんと動くものが提供されると思います。