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「Windows 11」はAndroidアプリにも対応 ~ストアはAmazonのものを利用

アプリに自社の決済機能を組み込めば手数料も無料に

「Windows 11」ではAndroidアプリが実行可能に

 米Microsoftは6月24日(現地時間)、「Windows 10」の後継OS「Windows 11」を発表した。「Windows 11」ではAndroidアプリが実行可能になるという。

 「Windows 11」におけるAndroidアプリ対応は、IntelおよびAmazonとの協業により実現したという。アプリストアは「Google Play」ではなく「Amazon アプリストア」(Amazon Appstore)が用いられるとのことで、Windows 11ユーザーは「Microsoft Store」でアプリやゲームを探すようにAndroidアプリを検索し、「Amazon アプリストア」を通じてダウンロードできるようになる。開発者がWindows 11へAndroidアプリを公開する方法については、今年後半にも案内されるとのこと。

「Microsoft Store」でAndroidの「TikTok」アプリをインストールし、実行する様子

 そのほかにも、「Windows 11」のアプリストアにはさまざまな改善が施されているとのこと。ストーリーやコレクションを使ってアプリの露出を高めたり、Webからアプリを入手する際にポップアップで手軽にインストールできるようになるようだ。

Webからアプリを入手する際にポップアップで手軽にインストールできるように

 また、開発者を惹きつけるための施策として、登録可能なアプリの種類も拡充され、PWA(プログレッシブ Web アプリ)や従来からあるデスクトップアプリなどがサポートされる。7月28日以降は、自社またはサードパーティのコマースプラットフォームをアプリへ導入することも認められ、その場合はMicrosoftへの手数料が不要となる。開発者は収益の100%を得ることが可能だ。