やじうまの杜
Windows 11の「ペイント」がシュッとしたデザインに ~秘かにv11へメジャーバージョンアップ
テキストツールは全面的に刷新
2021年10月28日 14:37
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
Windows 11の「ペイント」(mspaint.exe)がいつの間にか更新され、v10.xからv11.xへとメジャーアップデートされたようです。「Windows Insider Program」では以前から提供されていたのですが、製品版でも利用できるようになりました。
手元の環境では10月7日が更新日になっており、正式リリース(10月5日)の直後にアップデートが配信されたようです。Windows 11の「ペイント」はOSから切り離されているので、以前よりも頻度の高いアップデートが期待できるでしょう。
v10にくらべると、v11は関西風に言うと「シュッとした」印象を受けます。コマンドが整理され、アイコンが統一感のあるシンプルなデザインになったのが大きく影響しているようで、ウィンドウを小さめにするとその違いが顕著に感じられます。
パッと見は「リボン」ユーザーインターフェイスを継承しているように見えますが、実は[ファイル][表示]はリボンのタブを切り替えるボタンではなく、プルダウンメニューを表示するボタンになっています。つまり、どちらかというとメインメニュー+ツールバーの構成に先祖返りした感じ。メインメニューの右側にはよくつかう[保存][元に戻す][やり直す]がクイックコマンドとして配されているのも今風ですね。
とくに、テキストツールは全面的に刷新されており、状況に応じて現れるリボンタブではなく、専用のフローティングツールバーでスタイルを指定する仕組みになりました。個人的にもこれは使いやすいと思います。
筆者は全く気付いていなかったのですが、ユーザーインターフェイスの翻訳も改善されているようです。
Windows 11 の mspaint、気づいたらバージョンアップしていて、画面のサイズに合わせるっていう誤訳が修正されてた。
— Masayuki Ozawa (@Masayuki_Ozawa)October 28, 2021
ところどころ古臭い部分も残っていますが、今後の改善に期待しましょう。