Windows Insider Preview
Windows 11のタスクバーからアプリがあふれても使い勝手を損ねない新機能「タスクバー オーバーフロー メニュー」【10月20日更新】
2022年8月5日 06:45
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。内容は随時アップデートされます。
ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
Windows 11はタスクバーのボタンが中央揃えに配置されるようになっており、新鮮な印象を受ける。これまで[スタート]ボタンが陣取っていた左端には[ウィジェット]パネルのエントリが配置されており、天気や気温、株価といったニュースが確認できる。
しかし、その一方でタスクバーの「幅」は不足気味に感じる。アプリをたくさん起動していると、タスクボタンがバーからあふれ(オーバーフロー)、表示できなくなってしまうのだ。
タスクボタンの数がある一定以上に増えると、その右端には縦の棒(セパレーター)が追加され、オーバーフローしたタスクボタンの最初だけが表示される。一応このことでタスクバーがオーバーフローしていることを示しているが、これは正直わかりにくい。タスクバーからあふれたアプリは、タスクスイッチャー([Alt]+[Tab]キー)やタスクビュー([Windows]+[Tab]キー)を使わない限り確認できない。
その問題を解決するためにテストされているのが、今回紹介する「タスクバー オーバーフロー メニュー」(Taskbar overflow menu)だ。タスクバーからボタンがあふれると、そのことを示す[…]ボタンが右端に追加され、それをクリックするとメニューパネルが現れる。つまり、「追加のタスクバー」を表示してくれるというわけだ。これを使えば、タスクスイッチャーやタスクビューに頼らなくても、オーバーフローしたタスクボタンへアクセスできる。
このオーバーフローメニューは、フォーカスを失うと自動で閉じる。そのため、ユーザーが明示的に閉じる必要はなく、作業を妨げることはない。ライブサムネイルや右クリックメニューといった機能も利用可能だ。
リリース状況
- 2022/07/20:Build 25163(Dev)で展開開始
- 2022/07/28:Build 22622.440(Beta)で展開開始
- 2022/10/18:一般提供。「KB5019509」で利用可能に