Windows Insider Preview

Windows 11のタスクバーからアプリがあふれても使い勝手を損ねない新機能「タスクバー オーバーフロー メニュー」【10月20日更新】

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。内容は随時アップデートされます。

 ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

タスクバーからあふれたアプリにも手軽にアクセスできる「タスクバー オーバーフロー メニュー」

 Windows 11はタスクバーのボタンが中央揃えに配置されるようになっており、新鮮な印象を受ける。これまで[スタート]ボタンが陣取っていた左端には[ウィジェット]パネルのエントリが配置されており、天気や気温、株価といったニュースが確認できる。

 しかし、その一方でタスクバーの「幅」は不足気味に感じる。アプリをたくさん起動していると、タスクボタンがバーからあふれ(オーバーフロー)、表示できなくなってしまうのだ。

 タスクボタンの数がある一定以上に増えると、その右端には縦の棒(セパレーター)が追加され、オーバーフローしたタスクボタンの最初だけが表示される。一応このことでタスクバーがオーバーフローしていることを示しているが、これは正直わかりにくい。タスクバーからあふれたアプリは、タスクスイッチャー([Alt]+[Tab]キー)やタスクビュー([Windows]+[Tab]キー)を使わない限り確認できない。

タスクボタンの数がある一定以上に増えると、その右端には縦の棒(セパレーター)が追加され、オーバーフローしたタスクボタンの最初だけが表示される
オーバーフローしたアプリに切り替えるには、タスクスイッチャーやタスクビューを利用する必要がある

 その問題を解決するためにテストされているのが、今回紹介する「タスクバー オーバーフロー メニュー」(Taskbar overflow menu)だ。タスクバーからボタンがあふれると、そのことを示す[…]ボタンが右端に追加され、それをクリックするとメニューパネルが現れる。つまり、「追加のタスクバー」を表示してくれるというわけだ。これを使えば、タスクスイッチャーやタスクビューに頼らなくても、オーバーフローしたタスクボタンへアクセスできる。

「追加のタスクバー」を表示するための[…]ボタン

 このオーバーフローメニューは、フォーカスを失うと自動で閉じる。そのため、ユーザーが明示的に閉じる必要はなく、作業を妨げることはない。ライブサムネイルや右クリックメニューといった機能も利用可能だ。

ライブサムネイルや右クリックメニューといった機能も利用可能

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