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「Windows 11」Beta版にタスクバーオーバーフローが追加 ~Build 22621.440/22622.440
[次の方法で開く]ダイアログボックスのデザインも新しく
2022年7月29日 13:06
米Microsoftは7月28日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」ビルドのBetaチャネルをアップデートした。今回のフライトも、以下の2つのバージョンが配信されている。
- Build 22622.440:新機能がロールアウトされるビルド
- Build 22621.440:新機能が既定で無効化されるビルド
これは新機能の有無でテスターを2つに分け、導入の影響を比較・把握するためだ。新機能を試したい場合は、「Build 22622」系へアップグレードすることもできる。
Build 22622.440のハイライトは、タスクバーオーバーフローの導入だ。アプリをたくさん起動しすぎてタスクボタンがバーからあふれるとタスクバー右側に[…]ボタンが現れ、あふれたボタンを表示するオーバーフローメニューが利用できるようになる。このメニューはフォーカスを失うと閉じる仕組みになっており、ユーザーの作業を妨げることなくオーバーフローアプリへのアクセスを改善できる。
また、右クリックメニューの[プログラムから開く]コマンドなどから表示する[次の方法で開く]ダイアログボックスの新しいデザインが展開されるとのこと。このダイアログボックスはWindows 11のデザインに準拠しており、ライトテーマ・ダークテーマの切り替えにも対応する。この変更は3月に一度撤回されたが、そのころよりもパフォーマンスが向上しているとのこと。
そのほかにも、Build 22621.440/22622.440両ビルド共通の変更としてタスクバーのウィジェット領域に動的なコンテンツが表示されるようになる。スポーツの結果やファイナンス情報、ニュース速報などがチェック可能だ。
なお、既知の問題は以下の通り。導入の際は注意したい。また、今回案内された機能の一部は段階的にロールアウトされるため、すぐには利用できないことがある。
- 【新規】「フォト」アプリがクラッシュする。修正プログラムが「ストア」アプリ経由で配信される予定
- 【新規】一部のプレビュー環境で「SQL Server Management Studio」の起動が失敗する報告をうけ調査中
- 【新規】「エクスプローラー」のタイトルバーの左半分をマウスやタッチでドラッグできない
- 【新規】ダークモード環境で特定の方法で「エクスプローラー」を起動すると、予期せずライトモードで表示される(修正中)
- 「エクスプローラー」の[上へ]ボタンの矢印がズレて表示される(修正予定)