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「Windows 10 バージョン 22H2」のロールアウトフェイズが最終段階に

「バージョン 20H2」およびそれ以降を利用しているデバイスに広く提供開始

Windows 10のリリース情報ページ

 米Microsoftは10月18日(現地時間)、「Windows 10 バージョン 22H2」のロールアウトフェイズが最終段階に入ったと発表した。「広範な展開」(broad deployment)フェイズの一部として、「バージョン 20H2」およびそれ以降を利用しているデバイスに「バージョン 22H2」が提供される。

 「バージョン 22H2」は当初提供範囲を絞り、最新のAIモデルを活用してトラブル報告をモニタリングしながら慎重にリリース範囲を拡大してきたが、報告されたトラブルの多くはおおむね解消・解決されている。「バージョン 22H2」はOSのコアを「バージョン 2004」以降と共有しており、今のところこのバージョンに固有の不具合は報告されていない。そこで、提供範囲の絞り込みを終了し、広く提供されることになった。

 とくに「バージョン 21H1」は米国時間12月13日でサービスを終了し、それ以降はセキュリティパッチが配信されなくなる。「バージョン 20H2」以降の機能更新プログラムは「イネーブルメント パッケージ」と呼ばれる小さなパッチを当てるだけなので、毎月のセキュリティパッチと同程度の短時間で済む。デバイスのセキュリティを保つためにも、できるだけ早めに済ませておくことをお勧めする。

 ちなみに、「バージョン 22H2」のサポート期間はHome/Proエディション(18カ月)が、2024年5月14日まで。Enterprise/Education(30カ月)が2025年5月13日までとなっている。