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Windows 11 バージョン 22H2で「タスク マネージャー」の色が見にくくなる問題が発生中

リリースされたばかりの「KB5020044」に問題

「Windows 11 バージョン 22H2」で「タスク マネージャー」のUIの一部が予期しない色で表示される問題が発生

 米Microsoftは11月30日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 22H2」で「タスク マネージャー」のユーザーインターフェイス(UI)の一部が予期しない色で表示される問題が発生していることを明らかにした。2022年11月の「Windows 11 バージョン 22H2」向けプレビュー更新プログラム「KB5020044」をインストールした環境に影響するという。

 同社によると、この問題は「設定」アプリの[個人設定]-[色]セクションで[モードを選ぶ]オプションを[カスタム]にし、OSのモードとアプリのモードを別にしている場合に発生する。機能上問題はないが、タイトルバーやナビゲーションパネル、一部のテキストなどが背景に溶け込んでしまい、テキストを読み取れなくなる。

[個人設定]-[色]セクション
OSがライト、アプリがダークモードの場合

 「KB5020044」は必須ではない「オプション」のパッチとなっているため、「Windows Update」を手動でチェックしたユーザー以外には適用されない。そのため、この問題の影響を受けるユーザーはあまりいないと思われる。このパッチでは巨大ファイルのSMBコピーが遅くなる問題入力方式エディター(IME)の入力モードを変更すると一部のアプリケーションが応答しなくなる問題が解決されているが、導入の際は注意したい。

 なお、この問題は[モードを選ぶ]オプションを[ライト][ダーク](OSとアプリのモードをどちらかに統一する)にしていれば発生しない。同社はアップデートが提供されるまで、この回避策をとってほしいとしている。