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Windows 11 バージョン 22H2で巨大ファイルのSMBコピーが遅くなる問題は解決へ

「Windows 11 Insider Preview」Build 25252で修正をテスト中

「Microsoft Tech Community」におけるアナウンス

 10月初めにアナウンスされた「Windows 11 バージョン 22H2」でSMB(Server Message Block)を介した巨大ファイルコピーのパフォーマンスが大幅に低下する問題は、近いうちに解決されそうだ。米国時間11月28日にリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 25252(Dev)では既に修正されており、検証ののち「Windows Update」で一般環境に展開されるとのこと。

 この問題は、リモートPCから数GB単位の巨大ファイルをSMB経由で「Windows 11 バージョン 22H2」デバイスへコピー(読み取り)する際、最大で40%もスループットが低下することがあるというもの。

 軽減策としては、キャッシュマネージャー(バッファー処理されたI/O)を利用しないでコピーする方法が有効。「robocopy」や「xcopy」の場合は、実行の際に「/J」オプションを付与すればよい。

robocopy \\someserver\someshare c:\somefolder somefile.img /J

xcopy \\someserver\someshare c:\somefolder /J

 なお、この問題はコピー先が「Windows 11 バージョン 22H2」でなければ問題は発生しない。