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「Office.com」、「Office」アプリは「Microsoft 365」アプリへ

「Office.com」は2022年11月、「Office」アプリは2023年1月に切り替えが開始

Microsoft、「Microsoft 365」アプリを発表

 米Microsoftは10月12日(現地時間)、「Microsoft 365」アプリを発表した。従来の「Office.com」、Windows版「Office」アプリ、「Office」モバイルアプリ(iOS/Android)の後継となる。

「Office.com」、Windows版「Office」アプリ、「Office」モバイルアプリ(iOS/Android)の後継

 「Microsoft 365」は「Teams」、「Word」、「Excel」、「PowerPoint」、「Outlook」、「OneDrive」などのアプリケーションを含む、同社のクラウド型生産性プラットフォーム。Microsoftは2020年4月に「Microsoft 365」を開始し、「Microsoft Office」からのリブランディングを図ってきたが、今回発表された「Office」アプリから「Microsoft 365」アプリへの移行は、その総仕上げとなりそうだ。

 この変更によるエンドユーザーへの影響はブランドの変更のみで、既存のアカウント、プロファイル、サブスクリプション、ファイルなどに影響はないとのこと。「Office.com」については2022年11月から、Windows版「Office」アプリ、「Office」モバイルアプリについては2023年1月から順次、名前とアイコンの切り替えが開始される。

「Office.com」における告知

 また、同社は「Microsoft 365」アプリに次のような新機能を導入していくとしている。

  • Microsoft Create:豊富なテンプレートからユニークで美しいコンテンツ(ソーシャル投稿、ビデオ、プレゼンテーション、チラシなど)をデザイン。来年にはさらに多くのテンプレートをコンシューマー向けに提供する予定
  • 新しいアプリモジュール:「Microsoft 365」でよく使用するツールを発見し、起動し、ピン留め。WebとWindowsでは来月から、モバイルでは数カ月以内に提供
  • ウェルカムバッジ:「Microsoft 365」のサブスクリプションの状態やストレージの使用状況を1カ所に。Web/Windowsのコンシューマーユーザーを対象に来月から提供
  • マイコンテンツ:作成したコンテンツや共有されたコンテンツを、保存場所に関係なく1カ所にまとめて表示。来月からWeb/Windowsの全ユーザーに提供
  • フィード:ワークフローを簡素化するために、誰と何をするかに基づいた関連コンテンツをわかりやすく表示。Web、Windows、モバイルの商用ユーザーを対象に本日より提供開始
  • タグ付け:あらゆる種類のコンテンツをカスタムタグでグループ化し、整理。WebとWindowsの商用ユーザーを対象に本日より提供開始

 なお、「Word」や「Excel」、「PowerPoint」、「Outlook」といったOfficeアプリが廃止されることはない。「Office 2021」や「Office LTSC」といった買い切りのプランは継続される。