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「Office 2021」が発売 ~XLOOKUPなど新しいExcel関数も多数導入

「Home & Business」は税抜き34,800円。Windows 11に合わせたデザインにODF 1.3対応なども

「Windows 11」に合わせてデザイン刷新される「Microsoft Office」デスクトップアプリ

 米Microsoftは10月5日(日本時間)、「Office 2021」をリリースした。「Microsoft Office」の新しい永続ライセンス(買い切り)版で、クラウドへ接続できない環境や、サブスクリプション(定期購読)形式の「Microsoft 365」を導入できない環境のために用意されているバージョンだ。

 「Office 2021」には以下のアプリケーションが含まれており、複数の製品をまとめた統合製品のほかにも、単体での購入が可能。POSAカード(店頭でシリアル番号付きのカードを購入して、レジで有効化する販売手法)またはダウンロード販売、プリインストールの形態で提供される

  • ワープロソフト「Word 2021」
  • 表計算ソフト「Excel 2021」
  • メール・スケジュール・タスク管理ソフト「Outlook 2021」
  • プレゼンテーションソフト「PowerPoint 2021」
  • デジタルノートアプリ「OneNote」
  • データベースソフト「Access 2021」
  • DTPソフト「Publisher 2021」
  • プロジェクト管理ソフト「Project 2021」
  • 製図ソフト「Visio 2021」

 価格は統合版の「Office Home & Business」(Windows/Mac対応)の場合で34,800円。単体版は「Word 2021」「Excel 2021」「PowerPoint 2021」「Outlook 2021」などが14,800円となっている。(すべて税抜き、参考価格)

統合版の価格と機能
単体版の価格

 なお、「Visio Standard」、「Visio Professional」、「Project Standard」、「Project Professional」のPOSA版に関しては、10月15日の発売が予定されている。

 新機能としては「Office 2019」以降、サブスクリプション版の「Microsoft 365」アプリで先行導入されていた機能が数多く追加される。

 また、ユーザーインターフェイスデザインも同日リリースの「Windows 11」に合わせたものとなる。目に優しい中間色のカラーパレット、角丸のウィンドウ、スッキリとしたリボンが導入され、アプリのテーマは既定でWindowsの設定(ライトモードまたはダークモード)と同期される。

 この変更は「Microsoft 365」でも10月から11月中には適用される予定。Windows 10環境にも導入される。