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「Office 2021」の一般提供は10月5日から ~「Windows 11」と同時リリース

Windows/Mac向けの新しいLTSC版「Office」が一足先に正式公開

「Windows 11」に合わせたデザイン刷新が予定されている「Microsoft Office」デスクトップアプリ

 米Microsoftは9月16日(現地時間)、Windows/Mac向けの新しいLTSC版「Microsoft Office」を商用および政府機関の顧客向けに一般公開したと発表した。4月から商用プレビューが実施されていたが、半年弱のテスト期間を経て正式版として利用できるようになった。「Project」と「Visio」の一般提供も開始されている。

 「長期サポートチャネル」(Long Term Servicing Channel:LTSC)の「Office」は、インターネット接続のない製造プロセス現場など、バージョンを固定して長期間運用する必要のある組織向けに構築されたバージョン。LTSC版「Windows 10」と同様、5年間の固定期間サポートが設けられている。

 パフォーマンスとアクセシビリティが改善されている一方で、リアルタイムコラボレーションやAIによる自動化、クラウド・オンプレミスのハイブリッドワーク向けのセキュリティ・コンプライアンス機能といった機能は提供されない。一般的には「Microsoft 365」アプリの利用が推奨されている。

 なお、コンシューマーおよび中小企業向けの次期永続(買い切り)版「Office」は、10月5日にリリースされるとのこと。名称は「Office 2021」となる。詳細は追ってアナウンスされるとのこと。