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Microsoft、「Office LTSC 2024」をリリース ~一般ユーザー向けの販売は10月から

バージョンを固定して長期間運用する必要のある特殊なユースケース向け

Microsoft、「Office LTSC 2024」をリリース

 米Microsoftは9月16日(現地時間)、「Microsoft Office LTSC 2024」をリリースした。今年4月よりパブリックプレビューとしてテストされていたが、同日より企業および政府機関向けに一般提供される。

 「LTSC」とは長期サポートチャネル(Long Term Servicing Channel)を意味しており、インターネット接続のない製造プロセス現場、アップデートに制限のある機器、組み込みアプリケーションを実行する医療検査機器など、バージョンを固定して長期間運用する必要のある特殊なユースケース向けに構築されている。一般ユーザーはサブスクリプション制の「Microsoft 365」か、今年後半に正式リリースされる買い切り版の「Office 2024」を利用すべきだろう。先日のアナウンスによると、発売は10月になりそうだ。

 「Office LTSC 2024」で提供されるアプリは、以下の通り。

  • Word
  • Excel
  • PowerPoint
  • Outlook
  • OneDrive
  • OneNote
  • Microsoft Access(Windows版、「Office LTSC Professional Plus」のみ)

 テキスト・配列を操作するための新しい「Excel」関数、ダイナミックチャート、「Outlook」の検索・会議作成オプションの強化、パフォーマンス・セキュリティ・アクセシビリティの改善など、過去3年間に「Microsoft 365 Apps for enterprise」へ追加された機能の一部が含まれている。

 サポート期間は5年間で、これは同じく今年後半に一般提供される「Windows 11 LTSC」と同じだ。