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「Office.com」とWindows版「Office」アプリの新デザイン、商用・教育機関で利用可能に

個人アカウントでもいずれ利用可能に

新デザインの「Office.com」

 米Microsoftは3月10日(現地時間)、新デザインの「Office.com」およびWindows版「Office」アプリが、今週にも商用および教育機関向け展開を完了すると発表した。この新デザインは昨年11月に開催されたテックイベント「Microsoft Ignite」で初めて発表され、今年2月から本格展開が開始されていた。

 新しい「Office.com」とWindows版「Office」アプリは、ドキュメントを新たに作成したり、社内ドキュメントへアクセスするだけでなく、ユーザーが注意すべきことを把握するための「コンテンツ ハブ」として機能するようにデザインされている。

 たとえば、もっとも目に付く最上部には「おすすめ」セクションを配置。作業中のドキュメントや他のメンバーからのメンションのあるドキュメント、タスクリストに追加する必要のあるもの、参加予定の会議などが表示される。

 その下にはお馴染みのコンテンツペインがあり、最近利用したドキュメントや共有ドキュメント、お気に入りのドキュメントにアクセスできる。従来と異なるのは、すべてのドキュメントを表示するセクションが設けられている点と、最新の編集状況をレポートする[アクティビティ]カラムが追加されている点。また、ドキュメントリストにはフィルター機能と並び替え機能が備わっており、目的のドキュメントへすばやく見つけ出せる。

フィルターや並び替えなどをサポートして機能性アップ
従来の「Office.com」。個人の「Microsoft アカウント」の場合、引き続きこのデザインで提供される

 そのほかにも、作成ペインではすべてのアプリケーションを1カ所で確認できるようになった。組織のIT部門が有効にしていれば、ブランドテンプレートをここに掲載し、選択するだけでそのテンプレートを使った新規ドキュメントを作成できる。

 なお、この新しい「Office.com」とWindows版「Office」アプリを利用するには、職場や学校のアカウントでサインインする必要がある。個人の「Microsoft アカウント」はまだサポートされていないが、今後数カ月以内に利用できるよう取り組んでいるとのこと。