ニュース

「Microsoft Office」アプリがiPadでも利用可能に ~Word/Excel/PowerPoint、付箋メモをひとまとめ

画像やPDFの処理も充実。紙の書類をスキャンしてテキストや表を抽出することも

「Microsoft Office」アプリがiPadでも利用可能に

 米Microsoftは2月16日(現地時間)、iOS向け「Microsoft Office」の最新版v2.46をリリースした。モバイル版「Office」は「Word」、「Excel」および「PowerPoint」をひとまとめにしたアプリ。昨年2月、iOSとAndroid向けに正式リリースされたが、今回iPad(iPadOS)でも利用できるようになった。

 モバイル版「Office」アプリは、自分で作成したオフィス文書やチームメンバーから共有されたドキュメントを集中管理できるダッシュボードだ。Windows 10標準の付箋アプリ「Microsoft Sticky Notes」のメモも、ここでチェックできる。「Word」や「Excel」、「PowerPoint」の機能が統合されているため、このアプリ単体でオフィス文書を扱えるのも魅力だ。もちろん、従来通り自分が利用するアプリ(Word/Excel/PowerPoint)だけを単体で利用することも可能。

「Microsoft Office」のホーム画面。最近利用したドキュメントや付箋メモを一覧
わざわざ単体のOfficeアプリを導入しなくても、本アプリだけでドキュメントの閲覧・編集が可能
単体のOfficeアプリも引き続き利用可能

 また、画像やPDFの処理も充実している。ナビゲーションから[操作](4つの丸アイコン)タブへアクセスすると、画像を認識してテキストや表を抽出したり、「Office」アプリで作成した書類やデバイスのカメラでとりこんだ書類をPDF形式に変換したり、PDFドキュメントに署名するといったさまざまなアクションが用意されているのがわかるだろう。フォーマットの変換なども可能だ。

画像やPDFの処理も充実。[操作]タブにはさまざまなアクションが用意されている

 加えて、最新版ではPDFファイルに日付や図形、画像、メモを挿入できるようになった。編集部では確認できていないが、OSの[共有]コマンドを画像データに対して実行すると、PPTの作成やPDFの作成といったアクションが利用できるようなっているという。

 iOS向け「Office」アプリはiOS 13.0以降に対応しており、現在“App Store”から無償でダウンロード可能。一部の機能は「Microsoft 365」サブスクリプションの購入者のみ利用できる。

ソフトウェア情報

「Microsoft Office」
【著作権者】
Microsoft
【対応OS】
iOS 13.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト(一部機能はサブスクリプションの購入者のみ利用可能)
【バージョン】
2.46(21/02/16)