「Microsoft Office」モバイルアプリの「ファイルの転送」機能が年内終了

「Microsoft Office」モバイルアプリに搭載されている「ファイルの転送」機能

　米Microsoftは11月14日（現地時間）、「Microsoft Office」モバイルアプリに搭載されている「ファイルの転送」機能を廃止すると発表した。2022年12月31日までレガシー機能として維持されるが、それ以降は利用できなくなる。

　「ファイルの転送」（Transfer Files）は、「transfer.office.com」に表示されるQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ってPCとペアリングし、互いにファイルを受け渡しできるようにする機能。アプリ右下のボタン（iOSの場合は［操作］、Androidの場合は［アプリ］）から利用できる。

アプリ右下のボタンから利用（Androidの場合）

「transfer.microsoft.com」に表示されるQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ってPCとペアリング

　この機能はユーザーのニーズに合わせて「Office」アプリを維持するため、「OneDrive」を用いたファイル共有に置き換えられるとのこと。「Microsoft アカウント」が必要となるが、一度サインインしてしまえばペアリングは不要で、チームでの共有にも適している。ファイルの権限を柔軟に設定できる点などもメリットといえるだろう。

　なお、「Microsoft Office」アプリは「Microsoft 365」アプリへと改称される予定。2023年1月から順次、アプリ名とアイコンが変更される。