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「OneDrive」のホーム画面が刷新 ~必要なファイルをAIが提案してくれるように

フォルダーの色分けや編集者・会議にフォーカスした新しいビューも導入へ

「OneDrive」の新しいホーム画面

 米Microsoftは5月2日(現地時間)、「OneDrive」の新しいホーム画面を発表した。職場と学校も含む、「Microsoft 365」全体に展開される。

 新しいホーム画面には「For You」と呼ばれるセクションが設けられており、AIを活用してユーザー個人が必要とするであろうファイルを提案してくれる。ユーザーがわざわざ「OneDrive」の整理に時間をかけなくても、オフィスドキュメントやPDF、「Loop」コンポーネント、リスト、会議の記録、ビデオなどを素早く見つけることができるため、生産性が大きく向上する。

 このAIが提案する「For You」セクションは、近々職場と学校のアカウントにも導入される予定。

 そのほかにも、最近のファイルや共有されたファイル、お気に入りのファイル、編集者ごとのファイル、会議中のファイルなどを表示する専用のビューが追加される。ファイルタイプによるフィルタリングや、フォルダーの色分けといった機能も導入され、「OneDrive」の使い勝手が大きく改善される。

共有されたファイルを一覧するビュー。今四半期中に展開
編集者ごとにファイルを整理する「People」ビュー。今年後半に出荷予定
ミーティングとそれに関連するファイルをリストアップするビュー。今年後半に展開される予定
今年後半に登場するカラーフォルダー

 加えて、今後実装予定の機能として以下が挙げられている。

  • よりシンプルな共有体験:共有ダイアログを再構築して、クリック数を削減(今年後半)
  • 「Microsoft Teams」との連携:「Teams」のファイルアプリが新しい「OneDrive」ベースとなる。上記の改善も「Teams」から直接利用可能に(年末までに「Teams」へ導入予定)
  • Webブラウザーでオフラインファイル編集:現在、オフラインで「OneDrive」ファイルを編集するにはデスクトップアプリを利用し、オンラインになったときに「OneDrive」でファイルを同期する必要があるが、これをWebブラウザーだけで完結できる(未定)
  • アプリで開く:オフィスドキュメント以外のファイルもネイティブアプリで開けるように(今年後半にもWeb版「OneDrive」「SharePoint」、「Teams」で利用可能に)
よりシンプルな共有体験
「Microsoft Teams」との連携