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Microsoft、Officeアプリの新UI「パーソナル ツールバー」を発表

ユーザーがよく使うコマンドをAIがチョイス、シンプルで効率も損なわない

Microsoft、「Office」アプリの新しいユーザーインターフェイス「パーソナル ツールバー」(Personal toolbar)を発表

 米Microsoftは10月12日(現地時間)、「Microsoft Office」アプリの新しいユーザーインターフェイス「パーソナル ツールバー」(Personal toolbar)を発表した。

 「パーソナル ツールバー」はユーザーのコマンド履歴を元に、AIがそれぞれの使い方に適したカスタマイズツールバーを提案してくれる新機能だ。同社の研究によると、このようなパーソナライゼーションにより既定で表示されるコマンドの数を減らしても、大半のワークフローでユーザーのニーズを十分に満たすことができるとのこと。わざわざリボンのタブを切り替えたり、コマンドを検索する必要がなくなるので、時間の節約にもなるという。

ユーザーのコマンド履歴を元に、AIがそれぞれの使い方に適したカスタマイズツールバーを提案してくれる「パーソナル ツールバー」

 「パーソナル ツールバー」は、従来のリボン(クラシック リボン)とともに使えるように設計されており、必要なときにクリックするだけでいつでも利用できる。既定では無効化されているが、新しいレイアウトスイッチャーで「クラシック リボン」と「パーソナル ツールバー」のいずれを利用するかを選択できるようになるとのこと。

従来からある「クラシック リボン」とシンプルな「パーソナル ツールバー」

 また、「パーソナル ツールバー」は必要に応じて追加、削除、並び替えといったカスタムをユーザー側で行うことも可能だ。

 この機能は10月12日より、「Office Insider」のテスターに順次提供される(編集部未確認)。まずはデスクトップ版の「Word」「Excel」「PowerPoint」で展開されるが、いずれはWeb版にも導入される予定だ。