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「Office Insider」は「Microsoft 365 Insider」に ~ブランド移行の一環

将来バージョンに導入予定のプレビュー機能を一足先に体験

「Office Insider」を「Microsoft 365 Insider」に改称

 米Microsoftは1月18日(現地時間)、「Office Insider」を「Microsoft 365 Insider」に改称したことを発表した。同社は近年、「Office」ブランドから「Microsoft 365」への移行を進めているが、これはその一環だ。

 「Office Insider」改め「Microsoft 365 Insider」は、同社が自社のオフィススイートへ導入を検討中の試験機能を一足先に体験できるパイロットプログラム。製品版に導入される前のプレビュー機能をテストして動作を確かめたり、要望や指摘を開発チームに送ることができる。「Word」や「Excel」、「Outlook」、「PowerPoint」が将来どのように改善されているか興味のあるユーザーは加入してみるとよいだろう。

 最近テストされた機能としては、「Excel」で書式なし貼り付けを行う[Ctrl]+[Shift]+[V]キーWindows版「OneNote」アプリに導入される予定の「垂直タブ」などがある。

 「Microsoft 365 Insider」への加入には、「Microsoft 365」サブスクリプションが必要(「Office 2019」「Office 2021」などの買い切り、永続版ライセンスは不可)。加入の際は、以下の2つの開発チャネルが選べる。

  • ベータチャンネル:多少不安定でも新機能をいち早く試して、フィードバックを送りたいユーザー向けビルド。Microsoftによるサポートはない
  • 最新チャネル(プレビュー):製品版(最新チャネル)に導入される直前のビルド。月に1回アップデートされる。このビルドはMicrosoftによりサポートされており、より高い安定性が期待できる。本番環境へ導入する前のテストなどに最適
「Word」などの[ファイル]-[アカウント]画面から加入可能
2つの開発チャネルが選べる

 すでに「Office Insider」へ加入済みの場合は、自動で「Microsoft 365 Insider」へ引き継がれる。

 なお、この変更に伴い、コミュニティハブ公式アカウントの名前も変更されているので注意。また、リリースノートも「learn.microsoft.com」へ移されるとのこと。