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セカンダリモニターでも通知センターが利用可能に、来週より「Windows 11 24H2/25H2」へ正式提供
2025年9月プレビューパッチ「KB5065789」に含まれる
2025年10月9日 08:05
米国時間9月29日にリリースされた「Windows 11 バージョン 24H2」の2025年9月プレビューパッチ「KB5065789」では、通知センターがセカンダリモニターでも利用できるようになる改善も含まれているとのこと。Microsoftが10月2日(米国時間)、「KB5065789」のリリースノートをアップデートした。
これに加え、2025年8月プレビューパッチ「KB5064081」以降では、タスクトレイのカレンダービューに秒単位の時計を表示する機能も導入されているという。最近のアップデートで、タスクバー・タスクトレイ周りが大きく改善された格好だ。
「KB5065789」は米国時間今月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーはパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。
また、このプレビューパッチは「Windows 11 バージョン 25H2」と共通だ。「KB5065789」で追加された機能は、「バージョン 25H2」でも利用できる。
ちなみに、「KB5065789」におけるハイライトは、以下の通り。段階的に展開される機能もあるため、パッチを適用してもすぐに利用できるようになるとは限らない点には注意したい。
- 「Click to Do」で人気のAIアクションにタグを表示。最新かつ広く使われているアクションが右クリックメニューから一目でわかるように
- ハードウェアインジケーターの表示位置をカスタマイズ
- 「エクスプローラー」でAIアクションが利用可能に。ファイルの右クリックメニューから画像を編集したり、文書を要約したりできる
- お気に入りのアプリを「Windows Share」ウィンドウにピン留め
また、ハイライトとしては挙げられていないものの、エンダッシュとエムダッシュを挿入するショートカットキー、「設定」の[詳細設定]ページと「エクスプローラー」の「Git」統合、「ナレーター」アプリの点字ビューワー、パスキーを管理するアプリをOSにプラグインする仕組み、、時刻・言語設定の脱「コントロール パネル」、Xboxゲームパッド対応の改善といった新要素も盛り込まれている。
なお、一方で「管理者保護」(administrator protection)のプレビュー提供は延期されるようだ。