Windows Insider Preview
「Windows Share」ダイアログにアプリのピン留め機能、お気に入りのアプリへ簡単送信
Release Previewチャネルにまで展開中
2025年9月19日 08:17
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
指定したファイルを他のアプリへ送る「Windows Share」ダイアログで共有先に選べるアプリは、基本的にOSがリストアップしたものだけだ。そのリストアップの順番も、最近利用した順番をもとにOS側で勝手に決められており、ユーザー側で選ぶ余地はない。特定のアプリを決まった位置に置いておきたいユーザーにとって、これは不満の残る仕様といえるだろう。
そこで、共有先のアプリをピン留めする機能が「Windows Share」ダイアログでテスト中だ。アプリへマウスをホバーさせる(カーソルを上に置いたままにする)と「ピン」アイコンが表示されるので、それをクリックしてみよう。すると、当該アプリがリストの一番前(「近距離共有」を除く)に固定表示されるようになる。
アプリのピン留めは、複数でも可能。最後にピン留めしたアプリが一番前に表示される仕様なので、意図した順番に並べたいときはちょっと工夫が必要だが、これで少しは「Windows Share」ダイアログの使い勝手が改善されるだろう。
この機能は現在、Release Previewチャネル(Builds 26100.6718/26200.6718)にまで展開中。大きな問題がなければ、間もなく製品版OSにも投入されるだろう。
そのほかにも、最近の「Windows Share」ダイアログには以下のような改善が導入されている。いずれもすでに製品版OSで利用可能だ。
- URLを共有する際にQRコードを生成
- 「スマートフォン連携」アプリでペアリングした「自分のスマートフォン」へコンテンツを共有
- 画像を共有する際に加工・編集する機能
- 写真を共有する際にサイズを変更する機能。ファイルが大きすぎる場合に便利