Windows Insider Preview

「Windows Share」をより身近にする「ドラッグトレイ」でファイルを手軽に共有

今後数カ月以内に一般環境にも展開へ

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「Windows Share」をより身近にする「ドラッグトレイ」

 ドラッグトレイ(drag tray)はWindowsでファイル共有(Windows Share)をより簡単に行うために開発された新しい方法だ。タッチパネルにも対応しているので、右クリックメニューへのアクセスが難しい場合にも役立つのが魅力。

 利用するにはまず、「エクスプローラー」やデスクトップにあるローカルファイルをドラッグする。すると、「ここにドラッグして共有する」と書かれたパネルがデスクトップ上部にチラッとあらわれる。これが「ドラッグトレイ」だ。

「ここにドラッグして共有する」と書かれたパネルがデスクトップ上部にチラッとあらわれる

 ドラッグトレイにはいくつかのアプリがあらかじめ登録されているので、このなかから共有したいアプリを選んで、その上にファイルをドラッグすれば、ファイルが当該アプリに送られる仕組み。「スマートフォン連携」アプリとのペアリングが済んでいれば、「自分のスマートフォン」へファイルを送信することもできる。

ファイルをドラッグ&ドロップして、他のアプリへ共有(送る)

 もしドラッグトレイに目的のアプリがない場合は、[…](詳細)へドロップすればよい。通常の「Windows Share」パネルが現れ、共有先として他のアプリを選べる。

[…](詳細)へドロップすればよい。通常の「Windows Share」パネルが現れ、共有先として他のアプリを選べる

 本機能は今年2月から「Windows Insider Preview」ビルドでロールアウトされていたが、まもなく一般環境にも展開される見込み(参考記事)。大きな問題が見つからなければ、今後数カ月以内に利用可能となるだろう。