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Windows 11 23H2/22H2パッチ「KB5058502」がプレビュー、[Copilot]キーの挙動変更など
他のバージョンには「Hyper-V」問題を解決する定例外(OOB)リリース
2025年5月28日 13:27
米Microsoftは5月27日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 23H2/22H2」の2025年5月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5058502」をリリースした。他のバージョンにも更新プログラムがあるが、これは「Hyper-V」の問題を解決するための定例外(OOB)リリースで、トラブルがないならば適用の必要はない。当初は「Windows Server 2022」にのみ影響するとされていたが、後に他のバージョンにも影響することが明らかになった。
- Windows 11 バージョン 24H2:KB5061977(OOB)
- Windows 11 バージョン 23H2:KB5058502(プレビュー)
- Windows 11 バージョン 22H2:KB5058502(プレビュー)
- Windows 10 バージョン 22H2:KB5061979(OOB)
「KB5058502」(Windows 11 バージョン 23H2/22H2)におけるハイライトは、以下の通り。段階的に展開される機能もあるため、パッチを適用してもすぐに利用できるようになるとは限らない点には注意したい。
- [個人用設定]-[テキスト入力]設定ページで[Copilot]キーや[Windows]+[C]キーの挙動をカスタマイズ
- [システム]-[バージョン情報]設定ページに[よくある質問]セクションを追加。利用しているPCとWindows 11に関する一般的な質問に対する回答を見つけることができる
- 管理者向けにユーザーが特定のアプリのピン留めを解除できるようにするタスクバーポリシーを追加
- 「エクスプローラー」やデスクトップからローカルファイルをドラッグすると、デスクトップ上部に共有トレイが表示されるように
なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。