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Microsoft、「Windows Server 2022」向け定例外パッチ「KB5061906」を公開

今月2回目のOOBリリース

Microsoft、「Windows Server 2022」向けの更新プログラム「KB5061906」を定例外でリリース

 米Microsoftは5月23日(現地時間)、「Windows Server 2022」向けの更新プログラム「KB5061906」を定例外(Out-of-band:OOB)でリリースした。今月2回目のOOBリリースとなる。

 このパッチは、2025年5月のセキュリティ更新プログラム「KB5058385」を適用した「Windows Server 2022」環境で「Hyper-V」を実行しているデバイスに発生しているトラブルを解決するためのもの。特定の機密仮想マシンが断続的に応答しなくなったり、予期せず再起動したりすることがあったという。

 この問題は「Windows Server 2022」のみに影響し、おもにAzureの機密仮想マシンで発生する。プレビューまたはプリプロダクションの構成に関わるまれなケースを除き、標準的な「Hyper-V」には影響しないと考えられている。

 もしこうしたトラブルが発生している場合は、「KB5061906」を適用すればよい。このパッチは「Microsoft Update カタログ」を介してのみ提供される。問題の影響を受けない組織は、このOOBアップデートの適用は不要だ。