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Windows 11 24H2に新しいAI機能、Copilotキーの挙動変更も ~2025年5月プレビューパッチがでそろう
「KB5058499」が公開、Windows 10向け「KB5058481」も
2025年5月29日 15:13
米Microsoftは5月28日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 24H2」の2025年5月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5058499」をリリースした。「Windows 10 バージョン 22H2」向けの「KB5058481」の提供も開始されており、これで今月のプレビューパッチが出そろったことになる。
- Windows 11 バージョン 24H2:KB5058499
- Windows 11 バージョン 23H2:KB5058502(27日リリース済み)
- Windows 11 バージョン 22H2:KB5058502(27日リリース済み)
- Windows 10 バージョン 22H2:KB5058481
「KB5058499」(Windows 11 バージョン 24H2)におけるハイライトは、以下の通り。段階的に展開される機能もあるため、パッチを適用してもすぐに利用できるようになるとは限らない点には注意したい。
- 「Click to Do」に新しいアクション「Ask Copilot」。AIが認識したデスクトップのテキストや画像について「Copilot」に尋ねることができる
- [個人用設定]-[テキスト入力]設定ページに[Copilot]キーや[Windows]+[C]キーの挙動をカスタマイズするオプション
- [システム]-[バージョン情報]設定ページに新しいFAQセクション。利用中のPCとWindows 11に関するよくある質問の回答を見つけることができる
- [アクセシビリティ]-[マウス]-[マウス ポインターとタッチ]設定ページでマウスの設定が可能に。「コントロール パネル」へのアクセスが不要
- スマートフォン(iOSおよびAndroid)で「OneDrive」ファイルを編集した続きを、Windows 11でシームレスに再開する機能。過去5分以内の作業ファイルがデスクトップに通知される
なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。